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スローな暮らし

謝罪の王様


謝罪の王様 を見に行きました。
宮藤官九郎、阿部サダヲ、荒川良々 …
これは絶対見たい!!とtamaさんから ずーっと催促されていました。
早々に見た友人たちからも
「期待していいよ!!」
と ハードルを上げられ、期待大☆
今までの経験上、前評判が良いほど 後からがっかりすることが多く、心の中で (あんまり期待すると面白くないよ…)と密かに暗示をかけていました。

いやぁ、面白かったです。
笑いどころ満載で 親子で大いに笑いました。
ケース6のストーリーのオムニバス仕立てなのですが 随所に絡みがあり、個性あふれる面々の心の変化にホロリとさせられました。
笑だけでなく、じんわりと心温まるオチもよかったです。
悲しい、辛い、重い…ナーバスなものよりも 面白い映画がいいなぁ。
ココロ晴れやかです☆

「 ワキ毛ボーボー 自由の女神☆ 」
これにつきます☆

| 映画日記 | 00:00 | CM(0) | TB(0) |
アンコール!!

映画を見ました。
tamaeさん 初のミリオン座 字幕デビューです。
歌が大好きなtamaさん ロックが好きなtamaさん、まわりの席の大人たちから 「小さい・・・」 とびっくりされていましたが 補助椅子に乗って背筋ピーン! ( 大きく見せていたのだと思います 笑 )
いつもの映画館とは違う雰囲気なので ちょっとドキドキ・・・


久々のイギリス映画。
老人合唱団のお話しです。
「72歳の大決心。妻のため。ロックでポップ合唱団で歌うのは、人生は初のラブソング!」
あっと驚くような話しの展開ではないけれど こんなにも涙があふれた映画を観たのははじめてかもしれません。
ありふれた話なのに 途中から涙が止まらなくなり、クスクス笑える場面もたくさんあったのですが 泣き笑い・・・ 主人公の老夫婦が ちょうど私の両親も同じ年齢くらいなので重ね合わせてみていたのかもしれません。

若いお嬢さん先生率いる 「年金ズ」 は ちょっと風変わりな合唱団。
シンディーローパー、モーターヘッド、スティービーワンダー、ビリージョエルetc・・・ 懐かしのロックやポップス、R&Bを歌って踊る シニア版「グリー」 といったところでしょうか。
主人公の老夫婦演じる テレンス・スタンプ と ヴァネッサ・レッドグレイブ、気難しい頑固爺アーサーと陽気で明るいが余命わずかなおばあちゃんマリオン。
最愛の妻にしか心を開かなかった偏屈アーサーが 妻の代役でステージで歌うことに・・・
歌うこと、声に出すこと、気持ちをぶつけること、不器用で誤解されやすいアーサーでしたが 少しずつ少しずつ心を開いていきます。 
外向きには日本の頑固爺と変わらないのですが 妻にだけ見せる優しさや愛情、弱さがなんともいえません。
いつまでも仲睦まじい2人がなんとも微笑ましく 互いに寄り添い 求め合う言葉や仕草、どれもが互いを思いやり深い愛情に溢れています。
それ故に最愛の妻に先逝たれ 心のよりどころもなくひとり寂しさを紛らす哀れな姿、何度も合唱団の練習に足を運ぶも外でタバコをふかし声をかけることすらできません・・・息子や孫と仲良くしたくても素直になれず 衝突してはいつもすれ違い・・・
今さら生き方なんて変えられない。
いや、変えられる。
最初の一歩を踏み出したら・・・
乾いた砂に水が滲みこむでいくように 心にじわじわと沁みました。
妻が夫へ 夫が妻へ。
愛する人のために歌う歌は どんなに上手い歌手よりもすばらしい!
ブラボーです☆



どうしても食べたい!
映画館でポップコーン!!
袋菓子だったのが実に残念。。。

初の字幕は 「 読めないとこもあったけど おもしろかったぁ・・・ 」 
たまには洋画も楽しめそうです♪


| 映画日記 | 00:00 | CM(0) | TB(0) |
鍵泥棒のメソッド

「運命のひとじゃない」 「 アフタースクール」の内田けんじ監督 3作目「鍵泥棒のメソッド」を観ました。
期待を裏切らない笑いとサスペンスフルなストーリー展開、個性あふれるキャスティングに最後までおもしろ可笑しく楽しめる映画でした。

売れない貧乏役者 桜井(堺雅人)、裏稼業に手を染る几帳面で完璧に仕事をこなす殺し屋 コンドウ(香川照之)、健康で努力家がタイプの婚活女性 水嶋香苗(広末涼子) 、何の接点もない3人がひょんな出来事から運命を狂わせ 右往左往・・・
殺し屋コンドウは 自殺未遂に失敗した桜井と偶然居合わせた銭湯で スッ転び 頭を強打、記憶喪失に・・
魔が差した桜井はロッカーの鍵をすり替え ふたりは入れ替わり、成りすまし人生がはじまります。
入れ替わったと言っても 事情を「わかっている人」と「わかっていない人」、大林監督の「転校生」と違い ずるい人間と純粋な人間の落差がまた面白い。
どこか憎めない駄目男を演じさせたら日本一の堺雅人さん。
今回もやってくれました。


お金が手に入ったのにどこか冴えない男。
裏目裏目に事態を悪化させ危うく殺されそうになります。
わざとらしいコスプレ(変装)の数々も見物です。


そして、はずせないのが ヤクザの親分 工藤を演じる 荒川良々。
鬼気迫る場面、ヤクザな柄シャツにコート、舎弟を引き連れ凄んでみても ククッと笑ってしまう・・・そう、役になりきり脅しの効いた台詞を言っても笑ってしまうんです。
キャストみんな完璧でなく どこかずれた間がなんとも絶妙。


香川照之さんはさすが!強面から生真面目な男への転身・・・なんでもこなすスペシャルな役どころ。
目力、顔力が半端ないです。何でもはまってしまうところが憎い役者さんです。

仕事のデキル女性編集長、容姿端麗、お金持ち、几帳面でなんでも計画通り事を進める完璧な女性にみえるが どこかずれてて常識はずれ。。。
冒頭の 「相手はいないけど結婚します!」 と大真面目に宣言し 部下たちに協力を求めるというアグレッシブな行動に 奥手なのか積極的なのか・・・広末涼子さん 可愛すぎです。

コメディタッチを主軸にハラハラドキドキ・・・シリアスな緊張感ある場面も笑いが随所にちりばめられ クスクス笑いの連続。
驚きの展開ではないけれど ラスト エンドロール後のハッピーエンドな結末に胸キュン♪
ほっこり心温まるオチもよかったです。



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レンタネコ

「 かもめ食堂 」 「 めがね 」 「 トイレット 」 の荻上直子監督の最新作。
今度の主役は 猫 と 猫にだけ好かれる独身女性 サヨコ。
たくさんの猫たちと暮らすサヨコは 「 レンタネコ 」 屋を営む不思議女子。
「 レンタネコ 」 を通じて出会った人々の心の穴ぼこを 猫の癒しで埋めましょう!という ほっこりココロ温まる物語です。

そんなサヨコも猫にしか好かれない、ひとりぼっちの淋しいココロを癒してくれるたくさんの猫たちに ぽっかりと空いた穴ぼこを埋めてもらっているひとりなのです。
長閑な平屋の日本家屋、長屋で一人暮らし、縁側とちょうどいい大きさの庭、どこか懐かしい風景は まったりとゆるやかに時間が流れています。

レンタネコ屋に集まる人々は それぞれ内に秘めたココロの穴ぼこがあります。誰もがもつそんなココロの隙間に ちょこんと猫が摺り寄って鎮座する・・・猫たちが何かするわけでもなく、何かを求めるわけでもない、でも傍にいるだけで淡々とした繰り返される毎日に小さな花をみつけたような晴れやかな気持ちが生まれます。

毎回、荻上監督の作品で楽しみなのは 映像や小道具、衣装、オシャレすぎない力の抜けた感じがたまらなく好きで 何度も観てもどこか新鮮さを感じます。それから、もうひとつの楽しみが美味しそうなお料理。そういえば美味しそうなお料理はなかったなぁ・・・と後になって思いましたが フードスタイリストの飯島奈美さんは今回参加されていなかったようです。ちょっと残念でした。。。

「 レンタ〜ネコ、ネコ ネコ 寂しい人にネコかします。 」 
リヤカーに揺られる猫たちの穏やかな顔とのん気なサヨコさんの声が まだ頭の中をぐるぐるとまわっています。目を閉じると暑い夏と草の匂い、川の流れ・・・どこからか猫たちの声が聞こえてきそうでニンマリしてしまいます。うちの愛猫あくびちゃんも もうすぐ15歳。まだまだ元気です♪


 

| 映画日記 | 00:00 | CM(0) | TB(0) |
テルマエ・ロマエ

テルマエ・ロマエ を観に行きました。
tamaeさんとご友人らちびっ子と一緒に・・・

漫画や深夜アニメでも大人気だと聞いたのは最近のこと。
実は全然知らなくて たまたまYouTubeでみた 出演者の いか八朗 & 菅登未男 のインタビューにtamaeと大爆笑!
これは観ないかん!! と楽しみにしておりました。



原作は 「マンガ大賞2010」「第14回手塚治虫短編賞」のW受賞を果たした ヤマザキマリ さんの同名コミック。
舞台は古代ローマと現代日本、古代ローマ「テルマエ」と日本の「銭湯」
古代ローマ人の浴場設計士ルシウス(阿部寛)が ひょんなことから現代日本にタイムスリップし 日本の風呂文化を学んでいく姿を描くコメディードラマです。
監督は「のだめカンタービレ」の武内英樹さん、ほかスタッフも顔の濃い個性派俳優陣を筆頭に 平たい顔族のおじいちゃん俳優たち・・・ゆるい笑いと阿部寛の大真面目な顔演技に大笑い!想像以上に可笑しい映画でした。
チネチッタでの壮大なローマ帝国のセットやBGMのオペラも無駄にすばらしく、昔なつかしい小道具や阿部寛の引き締まったお尻にも感動し とってもブラボーな作品に大満足な気分です。

早速、銭湯へ行って お風呂上りにフルーツ牛乳を飲みたい!
やっぱり 邦画はいい!コメディー最高!!笑えるのがいい!!! と思いました。


| 映画日記 | 00:00 | CM(0) | TB(0) |
PINA ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち
 
「 PINA ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち 」を観ました。
前評判もかなり高く、予告でも期待大。
名古屋での公開を楽しみにしていました。

この映画はドイツの天才舞踊家、振付師 ピナ・バウシュ の世界を 奇才 ヴィム・ベンダース監督が撮影したドキュメンタリーです。

ピナ・バウシュ・・・その筋の方々からは怒られそうなのですが この映画ではじめて知りました。
私には ダンスも舞踊も舞台も全く何もわからない世界。
ましてやコンテンポラリーダンスって何?
この映画は ピナ・バウシュのドキュメンタリーというよりも、彼女が監修を努めたヴッパダール舞踊団のダンサーたちが亡きピナへの思いを語ったインタビューと彼女が手がけた団員たちのダンスで構成されています。

今までに見た舞台、演劇といえば 名鉄劇場での浜木綿子と左とん平の夫婦シリーズか 小学校にきた 劇団うりんこ くらい・・・
芸術的感性が低いのか、あの前衛的舞踊が奇妙かつ不思議な世界に思えて 「 よくわからない。 」 というのが正直な感想でした。
ぼんやりと眺めているとなぜか眠たくなる室内演技、でも 気付くと ( 居眠りをしていたのかさえ覚えていないのですが・・・) 屋外で踊り続けるダンサーたちの姿に目を奪われていました。

ダンスとは何なのか・・・?
今では 音楽に合わせて体を動かすもの・・・という風に思う人も多いかと思いますが 古くは感情を表現する手段のひとつだと言われています。
ヴッパダール舞踊団のダンスは 原点に戻ったとも言うべき 身体言語そのものだと思いました。
だから、美しいけれど 人間の奥底にある怖さみたいなものを感じるのかもしれません。

遠い異国の地 ドイツ。
友人の住む町もこんな感じなのだろうか・・・という思いに浸りながら どこかもの哀しい世界、ピナの世界を見つめていました。

現実離れしたピンと張り詰めた空気は 見てはいけないないものをそっと穴から覗いているような 異次元のものをみているような感覚。
幼き頃に読んだ童話の中の世界、ちょっと怖いような 怖いものみたさなような胸をギュッと締め付けられる気持ちを思い出しました。

ダンサーたちの鍛えられた肉体の美しさはいやらしさを微塵も感じない、野生美とでもいうのでしょうか?
正直、根が文化系で筋肉が苦手な私は 荒々しさよりもやわらかさ、穏やかさを求めてしまうので、自分をさらけ出し、奇妙な動きをするダンサーたちを見て、「 自分だったら絶対にできないなぁ… 」 と取り付かれたような反復の動きと 恥をかき捨てた魂の叫びに少しひいてしまったでした。

ただ、見終わって時間がたった今でも あれは何だったのだろうか・・・ と心に引っかかって忘れられないのです。

ドイツの町を走るモノレールの車内。
踊る女を見つめる男。
後部座席に座る少し頭の毛が少なくなってるのが気になる彼(団員)の耳に なぜかチャント星人むじんくん(宇宙人)を思わせるダンボールを切って作ったようなでっかい耳が貼り付けてあるのです。
幾度かその場面がでてきて 「 何で? 」 と聞きたいけれど 誰も笑っている様子もなく ひとり苦笑。。。
あと、ひとりの女性を大勢の男性が囲み 寄ってかかって身体をぺしぺし叩いていたあれはなんだったのでしょうか?
ちょっと怖かったです。。。

きっと考えてはいけないのでしょう。
「 体で感じろ! 」 ですかね?


| 映画日記 | 00:01 | CM(0) | TB(0) |
英国王のスピーチ

現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の伝記をコリン・ファース主演で映画化した歴史ドラマ。
吃音障害を抱えた内気なジョージ6世が、言語療法士の助けを借りて障害を克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描いています。
アカデミー賞で作品、監督、主演男優、脚本賞の4冠を受賞した 作品です。

英国王室の物語は今昔を問わず、ドラマティックな物語に富んでいる。
歴史に疎いわたしですが 今回いろいろと知らなかったイギリス王室の実態、人間ドラマは 感慨深いものがありました。
ジョージ6世は子どものころからひどい吃音に悩んでいました。
原因は 幼い頃言語発達が遅く、乳母のいじめ、利き手の矯正、X脚の矯正の行き過ぎた強要。
王室というと何不自由なく生活している優雅なイメージを持っていましたが 実際は庶民にはわからない大きな悩みがいっぱいだということを知りました。

次男であるジョージ6世は内気な性格と吃音障害を抱え 王位継承とは無縁のはずが 兄エドワード8世の不倫からまさかの王位即位。
この事実が決まったときに実母の元で泣きじゃくったといわれています。
やさしい妻、可愛い娘達との中睦まじい家族が一変、国王即位とともに父ではなく国王へと変わる。
普通に話すことさえ許されない 家族からの孤立、猛烈なプレッシャーは逃げ出すことのできない試練なのです。
これも一般庶民には全く無縁の大きな苦悩なのでしょう。
人間の苦しみは立場の違えど、苦しみによって受ける不安やダメージは同じ。
苦悩や痛みという共通項を思えば、人間というのは実は大きくは違わないのです。

「生まれつきの吃音障害はない・・・」
そう、 これは心の病気でその傷を癒し、根っこの部分を取り除かなければ改善されない。
王室と一般市民・・・地上と雲の上・・・全く相反する普通は出会うことさえないふたりが さまざまな困難を乗り越えて 深い信頼感を築く。
その物語に、立場を越えた深い友情を描いています。
第2次世界大戦という乱れた世の中での国王をかげながらに支えた男と妻の実話に心を打たれました。
とはいえ あっと驚くような展開があるわけではないので 見ていて大きく心の高まりがあるわけではありません。
最後 よかった・・・と晴れやかな気もちになるものの 最後のスピーチに大きな感動を期待していると 肩透かしをくらうので過度な期待は禁物です。
主演のコリン・ファースの吃音の演技が高く評価されていていたが 英語が全くわからない私には そのすごさは伝わらず 言語聴覚士のジェフリー・ーラッシュのオーストリア訛りもわからなかった。
こんなときいつも英語が理解できたら・・・と残念な思いです。
主演の2人もすばらしかったのですが わたしは国王の妻であるエリザベス2世役のヘレナ・ボナム=カーターに釘付けでした。
彼女の魅力とは、「スウィーニー・トッド」で演じた人肉パイを焼く女から、「conversations」の大人の女、「 アリスインワンダーランド 」 の赤の女王、イギリス王室の妃殿下まで、その幅の広さ。
いつもの超個性派な役どころとはうって変わり 国王を支える献身的な妻を好演。
本作では、吃音に悩むヨーク公のそばにいつも寄り添い 何とか克服させようと、自ら街にくり出し動き回る姿、夫のスピーチにじっと祈るように耳を傾ける姿が印象的。
チャーミングで、浮世離れしていた気品のある佇まいが素敵でした。
同じ役者さんとは思えないほどいろいろな顔を持っているのには脱帽です。

最近は子供と一緒に見れるものばかりだったので 久々の字幕での鑑賞はなかなかいいものです。
イギリス映画は 「 リトルダンサー 」 以来だったのですが 風景や建物、独特の色調・・・大好きです。
この日 映画を観たあと映画に同じく生憎の空模様。
映画の場面を思い出しながら 車中からの雨を除けるワイパーごしの景色を眺めつつ 「 娘に対してもう少し優しく接しよう・・・ 」 と思ったのでした。。。

| 映画日記 | 00:00 | CM(0) | TB(0) |
トイレット
  • 「バーバー吉野」「かもめ食堂」「めがね」の萩上直子監督の最新作。
    実は 「 かもめ食堂 」 「 めがね 」 は未だ観ていません。 ( 「 バーバー吉野 」 はマイビデオを持っているのですが・・・)
    この映画を観て 前作 「 かもめ食堂 」 「 めがね 」 が無性に観たくなりました。

    日本の映画でありながら全編英語、俳優人唯一の日本人キャスト 監督のミューズ もたいまさこさん  が、セリフがほとんどない中、孫たちの願いを心で感じとる賢者にして パンクスピリッツ も併せ持つ老女を、悠然と演じている。
    もたいさんは 実年齢よりもはるか上の役どころではあるが 早くも菅井きんさん、樹木希林さんと並ぶ風格が感じられる。
    「 かもめ食堂 」 「 めがね 」で組んだスタイリストの堀越絹衣さん・・・奇抜でないけれどどこかお洒落を感じるスタイリングがすごい!
    そして、フードスタイリストの飯島奈美 さんの餃子・・・この映画をみたら きっと食べたくなるはず!
    「 西の魔女が死んだ 」 のサチ・パーカーさんも謎の女性に扮し、物語に華をそえている。
    他スタッフをはじめ役者陣は 現地のオーディションでキャスティングされたのだそう。

    英語圏の俳優たちが「バーチャン」とそこだけ日本語で語りかけが 違和感なく自然に溶け込んでいるのが妙に格好良い。
    この「バーチャン」の言葉が 不思議なほどチカラを持つ。

    「 トイレット 」 というインパクトのある題名は 「 かもめ食堂 」 でフィンランド人のスタッフが日本のトイレに感激した時に閃いたと言う。
    以前 アメリカに留学していた際 「 いつか北米で映画を撮りたい 」 という願いがあり このシナリオも構想10年・・・やっと実現したのだそうだ。

    物語は とある家族の喪失と再生の話。
    オタクの長男、引き籠りの次男、勝気で生意気な大学生の妹、そして言葉も通じない日本人のばーちゃん。
    この4人が母の死後、共同生活をして、3兄弟それぞれが次の一歩を踏み出すさまが描かれています。
    言葉が通じない祖母と孫たちとのぎこちないながらもお互いを思いやる優しい気持ちが 物語がすすむにつれ じんわりと伝わってきます。
    監督独特のウィットな笑いと どこか懐かしさを感じる映像が心地よい。
    何より 言葉はなくとも存在感抜群のもたいさんの演技がかっこいい!

    家族とは何か? 血の繋がりか?
    家族とは互いを思いやる者通しが同じ屋根の下で暮らすこと。
    そして キャッチコピーは 
      
        「 みんな、ホントウの自分でおやんなさい! 」

    みんなそれぞれ自分勝手に生きている家族・・・でもどこかでちゃんと繋がっていいる。
    どこかあつい、どこか切ない・・・誰もが小さな悩みを抱え それでも一歩一歩 前へ前へとススム。

    心地よい音楽と温かい食卓が良いスパイス・・・

    ココロがほっこりしました。

    かこいいパンフレット

 中には便器が・・・ 


そして・・・


映画後は もちろん 「餃子」でしょう。
この映画を観たら 無性に食べたくなる。
しかも この餃子 映画の半券で無料でした!


そして sさんにラーメンをごちそうになりました。
つけ麺のラーメンは初めて。
あたたかいお汁がしっかりとした味で いつものラーメンよりもあっさりした味わいでした。
 
sさん あらりがとうございました。  ごちそうさまでした!


| 映画日記 | 00:00 | CM(0) | TB(0) |
劔岳 点の記

レイトショーで観ました。
館内に入るときにすれ違った「ROOKIES 卒業」 とはまるで対称的な中年客層、ご夫婦と思われる方々が多かったように思います。
主人と見に行ったのですが 予約時にほぼ満席状態で離れ離れの席しか空いておらず 意外な人気ぶりに驚きました。

この映画は実話を元に書かれた新田次郎『劔岳 点の記』が原作で 明治40年、日本地図最後の空白を埋めるために古来その険しさから「針の山」、宗教上の理由から登ってはならない「死の山」と云われてきた前人未踏峰の劔岳山頂を目指す測量手と山の案内人の情熱と尊厳を描いた男たちのドラマです。
監督は「八甲田山」「復活の日」「火宅の人」などの名カメラマン、木村大作。
CGや空撮を使わずすべて実写にこだわり、監督自ら出演者とともに山小屋で雑魚寝し、述べ200日も山にこもり 芝居部分は原則として順撮りで撮影。
かなりのこだわりです。
さすがは 名カメラマン!美しく且つ厳しい山々の映像、現代の日本とは思えない自然の姿が映し出されています。
この映像をみるだけでも映画館で見る価値があるかと思います。
役者陣も豪華で 2世たちの出演も必見です。
個人的には 香川照之さん演じる山案内人・・・重い荷物を持ち、誰よりも山を愛し、自然を敬い、自分よりも他人を気に掛け、仕事を全うする直向な姿に何度も感動させられました。
誰もが疑問を持ちつつも与えられた仕事に信念を持ち、諦めずにきっちりとこなすプロとしての責任感と誇り。
そして、山を登ると言う共通の目的を持つ仲間、同士への尊敬と信頼、お互いを認め合い相手を敬う気持ち・・・物語がすすむにつれ変わっていくそれぞれの心の変化から男の熱い友情を感じます。

実写にこだわったもうひとつは 東京での場面。
すべて「明治村」で撮影されました。
明治村には、実際の明治に建築された建物などが移築されているからです。
浅野忠信さん、宮葵さん演じる柴崎夫婦のお住まいは・・・「夏目漱石邸」、役所広司さん演じる、古田盛作のお住まいは・・・「幸田露伴邸」etc・・・
明治の文豪たちの暮らした家や、明治の建築物が、たくさん出てきます。
宮崎葵ちゃんは ここでの場面しかでてきませんでしたが 夫を支える献身的な妻、古き良き日本を思わせる大和なでしこ、私も夫になりたい・・・と思ってしまうほどかわいい奥さんでした。

前々から主人と「山に登りたいね・・」 と話していました。
10年ほど前登った富士山以来行ったことがなく 綺麗な山の写真を見ては行ってみたいなぁ・・・と思っていたのです。
去年あたりから少しずつアイテムを揃えていて いつ行けるかはわかりませんが心待ちにしています。
この映画を観たあと 「劔岳に行きたい!」 と言ったら
「あほか、あんなとこ登れねぇぞ」 と。。。
もうすぐ70歳になろう御老人も登ったのに・・・と思いつつ よく登れたもんだなぁとただただ感心してしまいました。


最後に この香川照之さんが被ってらっしゃるアジアンなお帽子。
コレを観てか?うちのご主人さまは ラシックの某アウトドア店にてあの寓話『かさ地蔵』を思わせる「きのこ型のカサ」を買い求めたところ なんと!売り切れ!!(笑)
どうやら野外フェスへ行く若者達にも厚い支持があるらしい・・・
いやいや残念。。
諦めない男、かわうそ氏は「ネットで買う!!」 と被る気満々♪
是非とも被ってお山に登っていただきたい。。。

| 映画日記 | 00:00 | CM(4) | TB(0) |
鈍獣


たまちゃんも楽しみにしていたこの映画。
たまちゃんが頑張ったご褒美に・・・と思っていたのですがなかなかムズカシク、もう少しで終わっちゃうところでした。。。
セーフです。

「 鈍獣 」 といえば演劇通な方ならよくご存知の宮藤官九郎の脚本で、04年に岸田國士戯曲賞を受賞した舞台。
本作はその映画リメイク版であり、クドカンンと親交の深いCM界の鬼才ディレクター細野ひで晃が初めてメガホンをとった初監督作品としても注目されています。

失踪した人気作家・凸川(浅野忠信)を追って、故郷を訪れた編集者の静(真木よう子)。
そこで出会ったのは凸川の同級生、ひと昔前のヤンキーを思わせるホストの江田(北村一輝)とテキトーな警察官の岡本(ユースケ・サンタマリア)、クラブのママで江田の愛人 順子(南野陽子)、ホステスのノラ(佐津川愛美)という見るからに怪しい面々だった。
彼らは凸川を殺そうと殺人計画を企てるが 何度殺しても死なない。
聞き込みを開始した静は、彼らから衝撃の事実を知ることになる・・・

クドカンの脚本らしく濃いキャラのオンパレード、チョイ役で出演する元横綱・大乃国、芝田山親方と俳優デビューのジェロの存在感も気になる。
なぜかチョイ役で登場する元横綱の芝田山親方がソフトクリームを食べながらゆったりした動きでフレームインしてくるシーンも必見。
芝田山親方は「芝田山親方の欲張りスイーツ」という乙女なブログを運営しているほどのスイーツ好きで有名なのです。(ナイスキャスティング!)
ご本人曰く何故オファーがきたのかわからない・・・と言っていたそうだが相撲協会からも承諾済みだということがわかり引き受けることにしたそうです。
キャラも濃ければ衣装もすごい!
スタイリストの柚木一樹によれば、監督曰く「面白ければいい!」というお題だったので 凸川はものすごくヘンテコにアレンジしたしたそう。
ド派手な色、きわどい柄あわせ、短いズボンにベストに蝶ネクタイ、バーバ吉野ばりのマッシュなヘアスタイル・・にもかかわらずどこか洒落て見える浅野忠信はやっぱりすごい!
江田のTシャツは、最初は普通のデザインだが、怒りが増すにつれて、どんどんDEATH系になっていくというのもおもしろい(笑)
追従キャラの岡本は、事なかれ主義な日本人の典型。衣装イメージの大元は「がきデカ」だそう。
ホストクラブ「SUPER HEABY」もサイケデリックな色調でなんとも怪しい。

スカのリズムに合わせて展開するブラックユーモアたっぷりのシュールな笑いに誘われ クドカンワールドにグイグイ引き込まれます。
恐ろしい話の展開なのに何故か明るいのは 凸やんのとぼけた様と友人らから受けるひどすぎる仕打ち。
思わぬ展開とラストは意外にも男の友情にグッときます。
そういえば、作中何度か登場するアニメーションで表現された幼少期の思い出、それがよくできていてすごくおもしろい!
『鉄コン筋クリート』を思わせるような・・・あれで幼少時代のアニメがあったらいいのになぁ・・・是非みてみたい!
そしてエンディング。
突然流れ出すゆずグレン「two友」が 妙にさわやかで心地よい安堵な気持にさそわれました。
たまちゃんもレイトショーだったのに ポップコーンほおばりながら身を乗り出して笑っている姿が 7歳児とは思えず横目でチラチラ見ながら笑えた。
小学生男子レベルの下ネタに大ウケで 「鈍獣キーホルダー」をしきりに欲しがったのですが 学校で自慢したところで誰にも受け入れてもらえないんじゃぁないかという親の配慮からなんとか諦めてもらいました(笑)

最近は見たい映画が気の合う母子・・・次は何を見ようかと思案中です。

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